防錆塗装セラマックス工法が支承・道路橋等の予防保全に使用される理由
防錆塗装セラマックス工法は、橋梁、道路橋、支承、水管橋、タンク、プラント、海岸周辺の構造物、鋼製高欄などに予防保全等を目的として使用されています。その優れた機能をご紹介します。
1 高い防錆力
セラマックス工法で使用されるセラマックス塗料は、微小分子(分子量数百)の液体です。そのため、下地へ塗布すると、下地の1μmの微細孔にも浸透します。その後硬化が始まると触媒により低分子が高分子へ変化し、微細孔を完全に塞ぎます。それにより防錆塗装が可能となっているのです。(詳しくは防錆力|技術資料室をご覧下さい。)
2 塗装の劣化に強い超長期耐久性(紫外線劣化に強い)
セラマックス塗料は、無機質のアルコキシシラン化合物です。そのため主鎖は擬似ガラス質である-Si-O-結合です。この結合が、塗装の劣化を防ぎ高い耐久性を可能にしているのです。(詳しくは塗装劣化に強い耐候性|技術資料室をご覧下さい。)
3 工期短縮が可能 (1コートまたは2コート仕上げが可能)
セラマックス工法で用いるセラマックス塗料は、厚塗りが可能であり加えて少量で効果が得られるため塗回数が少なく、工期の短縮と初期コストの低減を期待することができます。(詳しくは工期短縮|技術資料室をご覧下さい。)
4 ライフサイクルコストの削減
耐久性が高く長寿命のため、ライフサイクルコストの面からも高い経済性を期待できます。
支承・道路橋等の予防保全事例と追跡調査結果
東京首都高速六本木
東京湾アクアライン管内橋梁塗装(平成26年7月)
機能保全・省工程・工期短縮・交通規制の削減の成果を残しました。
施工前 | 施工後 |
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施工前 | 施工後 |
大阪市建設局 寿橋維持補修防錆塗装工事を施工しました。橋梁の老朽化の延命化を目的とした支承・端部の維持補修工事にセラマックス工法が採用された事例です。他の工法と比較して工期が短いこと、耐久性が優れていること、安価であることが評価されました。
施工前 | 施工後 |
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施工前 | 施工後 |
阪神高速空港線・橋脚塗装補修工事
阪神高速株式会社様発注の阪神高速空港線・橋脚塗装補修工事の施工過程の写真です。(2010年9月)
工期25か所を1週間で施工。
道路橋:施工前 | 道路橋:ケレン・浮錆除去作業 |
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道路橋:下塗り完了 | 道路橋:上塗り作業 |
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大阪市建設局橋梁塗装工事 今福中橋 施工H26.11
1年毎に光沢を計測し、大阪市に提出しています。
施工前 | 施工後 |
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大阪府和泉市側川橋塗装工事 施工H28.2
1年毎に光沢を計測し、大阪市に提出しています。
プリペントCR(無溶剤型二液性特殊エポキシ樹脂系防錆・防食剤)+セラマックスCB7000(常温硬化型無機有機ハイブリッド塗料
施工前 | 施工後 |
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施工前 | 施工後 |
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首都高速道路 鋼製橋脚塗装
セラマックスのカタログデータ
予防保全で使用されるセラマックスの商品別カタログデータをダウンロードできます。
商品名 | カタログデータ(PDF) |
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セラマックス#1000AL | |
セラマックス#2000 | |
セラマックスCB#7000 | |
セラマックスCB#7000工事履歴 | |
セラマックス支承・橋梁工事実績 |